« 前のページ | 次のページ »

6月2日(土)

  • はじめての沖縄 (よりみちパン! セ)
  • 『はじめての沖縄 (よりみちパン! セ)』
    岸政彦
    新曜社
    1,404円(税込)
  • 商品を購入する
    Amazon
    HonyaClub
    HMV&BOOKS
    honto

 当然ながら未だ右足の痛みを抱えているため、申し込んでいた『北上次郎さんと行く初心者(だけじゃない)競馬ツアー』は断念。山梨中銀スタジアムで行われるルヴァン・カップ プレーオフステージ第1戦の甲府戦はそれ以前に断念していたので、終日、ベッドに横になり読書。

 宮田珠己『東京近郊スペクタクルさんぽ』(新潮社)、大山史朗『山谷崖っぷち日記』(角川文庫)、岸政彦『はじめての沖縄』(新曜社)読了。

 今年の初めに沖縄に行き、沖縄に行ったのは3度目だったんだけど、なぜか妙にこれまでになく惹かれるものを感じ、また沖縄に行きたい、沖縄のことを知りたいと興味がこんこんと湧き、それ以降沖縄に関する本をポツポツと読んでいた。

 自分自身、なぜそんな気持ちになったのか不思議に思っていたのだけれど、その気持ちを『はじめての沖縄』に的確に知るされていて、激しくうなづく。

「なぜかというと、それが日本の内部にあって日本とは異なる、内なる他者だからだ。規格化と均一化が果てしなく進む日本のあらゆる地方のなかにあって、沖縄は、その独特なものを色濃く残す、ほとんど唯一の場所である。(中略)私たちが沖縄をもてはやすとき、無意識に必ず私たちは日本をけなしている。」

 そういうことだったのだ。

 注文しておいたライ・クーダーの新譜「The Prodigal Son」を聴きながら、AppleMusicをサーフィンしていると、ジョニー・マーの新譜がまもなく出ることを知り、すぐさま予約する。

 AppleMusicで聴けるのだから、何もCDを買わなくていいだろうにと思うけれど、十数年後、子どもたちが出て行った部屋を改造し、音楽をきちんとスピーカーから聴けるようになったときに、その音楽を覚えておくために必要なのだった。どんなにデータとしてあっても無意識の中に埋もれたものを探し出すのは困難である。本当はレコードを買いたいのだけど、そんな部屋が持てるのか確信がなく、とりあえずCDを買い続けている。

 今回の痛風は小爆発だったようで夜には足を床に付けられるようになった。これなら明日からランニング再開できるかどうか。

« 前のページ | 次のページ »