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3月17日(火)

 野村克也『野村ノート』(小学館文庫)読了。

 なるほど、こうして人を使うのか! こうやって人を育てるのか!と熱心に付箋を貼りながら読んでいたのだが、よく考えてみれば私には使う人も育てる相手もいなかった。

 編集の高野が私の好き勝手にいろんな原稿を集めて本にしたいです!と言ってできあがった『手のひら1』をもって取次店さんに見本出し。さすがに3月下旬搬入だけに専門書の受付は行列ができていた。仕入れ窓口で青土社のエノ氏と会う。4月中旬に「ユリイカ」の臨時増刊号で坪内祐三さんを出すという。

 午後、日本図書普及さんにお邪魔して、本の雑誌の人気連載「図書カード3万円お買い物」の打ち合わせ。この世でもらってうれしいものの筆頭はどんなときでも図書カードであり、私も一度でいいから3万円分をもって本屋さんに放たれてみたいものだ。

 会社に戻ってからは引き続き、追加注文殺到中の「本の雑誌」4月号を直納。吉祥寺のブックス・ルーエさんを訪れると、御書印が大人気だという。これは日本各地の参加書店さんを回って御書印帳にそれぞれお店独自のデザインのスタンプとコメントをもらうもので、本屋さんめぐりを楽しめる素晴らしいアイデア。番線印以上に欲しい。

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