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5月6日(水)

 午後、ビール片手に、レッズサポ仲間とオンラインで語り合う。

 この平坦なアスファルトで舗装されたような凹凸のまったくない週末を半年近く過ごしているわけだが、サッカーがない人生というのはこれほどまでに精神が安定するものなのかと驚いている。

 ただし精神が安定すればいいというわけではなくて、やはり人生はジェットコースターのように上り下りときには逆さまになり宙ぶらりんになりあるいは突然事故で止まってしまって救出されたりしなければ生きている実感は得られず、そのためには埼玉スタジアムで多くの仲間と拳を突き上げ、愛する浦和レッズとともに戦う必要があるのであった。

 3時間半の飲み会の間になんど「いつ始まりますかね」と確認しあったことか。

「日本の古本屋」で注文していた松原岩五郎『最暗黒の東京』(岩波文庫)が届く。

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