『手のひら1』

著者:本の雑誌編集部

定価1760円(税込)

2020年3月26日発売

問いから はじまる

 

「手のひら」はその名の通り手のひらサイズのカルチャー書籍。集めたのは、読みたい論評/気になることば。

第1号の特集は中村哲医師。戦火の絶えない中東の一地域で医療に始まり井戸掘り、遂には灌漑計画まで活動を拡げた実践の人です。表紙を飾るのは中村医師が立ち上げたサンダル工房の製品。なぜサンダル?

苦楽を共にしてきた国際NGOペシャワール会の関係者が中村医師の活動とその魅力を教えてくれました。軌跡をたどるブックレビューに写真特集付き。

1万字寄稿は大山顕の集中連載・マンションポエム東京論「消費財化する街」。春の読書スターター向けには吉川浩満×山本貴光の「読みたい」を叶える読書対談を収録。

■四六判変型並製 ■240ページ(カラー16ページ)

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特集 中村哲
中村哲医師に惹かれて三十余年 福元満治
中村哲さんの本を売る 徳永圭子
会報より自筆原稿/活動年表/写真で知る活動の軌跡

マンションポエム東京論 消費財化する街 大山顕
「読みたい」を叶える 春の読書ガイド 吉川浩満×山本貴光

わたしが『「僕ら」の「女の子写真」から わたしたちのガーリーフォトへ』を書いたのは 長島有里枝
かわってく景色 橋本倫史
筒美京平を読む 下井草秀
音楽は人を救う 網田有紀子
平成おじさん 小渕恵三 urbansea
地名の末尾で地図を読む 三土たつお
世界の文芸誌から 山本貴光
世界観を更新する、ほんとうの哲学 東浩紀
君はレコードで落語を聴きたくないかい? 伊藤一樹
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