『おかしな時代』

『ワンダーランド』と黒テントへの日々

著者:津野海太郎

定価3,080円(税込)

2008年10月1日発売

そしてサブカルチャーが生まれた。

 
アングラ劇団旗揚げのかたわら、『新日本文学』で編集を学び、晶文社で雑誌みたいな本を次々刊行。黒テントをかついで日本縦断のはて、幻の雑誌『ワンダーランド』を創刊! 60年安保から東京オリンピック、そして70年前後の大学紛争まで、若者の文化が台頭した「おかしな時代」を回想するサブカルチャー創世記。

「本の雑誌」2004年7月号から2008年7月号までに4年にわたり連載された「サブカルチャー創世記」に書き下ろしを加えて全面改稿!

岸田森、悠木千帆(樹木希林)、唐十郎、長田弘、平野甲賀、片岡義男、小林信彦ら、時代を代表する演劇、出版関係者が続々と登場し、サブカルチャーの創生期を彩っていきます。出版と演劇、「ワンダーランド」と黒テントが絶妙にリンクし、若者文化が誕生する激動の時代の風を伝える、生き証人による貴重な記録です。

津野海太郎
一九三八年、福岡生まれ。早稲田大学文学部卒業後、編集・演劇(黒テント)に携わる。晶文社取締役、「季刊・本とコンピュータ」総合編集長をへて、和光大学表現学部イメージ文化学科教授。

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