『ジャズと自由は手をとって(地獄に)行く』

著者:大谷能生

定価1890円(税込)

2013年5月20日発売

音楽論とサブカルチャー論の最先端を疾走!

 

【PV公開中】




 先鋭的なミュージシャンにして批評家でもある大谷能生。ジャズを活動のベースとしつつも、斬新なヒップホップアルバムをリリースし、植草甚一やジャニーズに関する著書を刊行する等、多方面にわたる活躍で知られる著者のエッセンスが詰まったエッセイ集の登場です。

 二十世紀初頭のアメリカから戦前日本の流行歌、60年代ジャズ、現代のJ-POPまで。幅広い視野と、ミュージシャンならではの現場感溢れる反射神経が融合した唯一無二の文章がギッシリ。

内容を一部紹介すると──

●現代ポップ・ミュージックの主流となったブラック・ミュージック特有の「グルーヴ」=ノリの秘密と、録音されパッケージされた「レコード音楽」の原理に迫った書き下ろし論考となる一章。

●坂本龍一、菊地成孔らミュージシャンのほか、村上春樹ら小説家、クリント・イーストウッドら映画監督まで、それぞれの世界に「音楽」から鋭く切り込んだ作家論を集めた2章。

●デューク・エリントンらジャズ界の巨人たちや、戦前の大ヒット曲「別れのブルース」の作者・服部良一について綴られたジャズ・エッセイからなる三章

●前衛的ジャズ・ミュージシャンの意欲作やベテラン・ロック・バンドの名盤に寄せた熱いライナーノートをおさめた四章。

●十数年の間、雑誌や新聞、WEBで書き続けられた書評とディスクレビューから精選した五章。

ときには精緻に、切れ味鋭く対象変幻自在な文章家・大谷能生のこれまでにない音楽エッセイ集。

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