【2014年1月6日 001】

新年はベトナム、ホーチミンで迎えました。

サイゴン駅は旅情がありました。ホームに黒い犬がいました。

改札口の係りの人に、写真を撮りたいというと「どうぞ」と黙ってホームを指さしました。

ハノイまで走る運転手にカメラを向けると、嬉しそうにVサインをしました。

ホテルで毎日、末井昭「自殺」朝日出版社を読みふけっておりました。

生きる元気をいただきました。末井さんの丸裸でつづる文にいたく感動しました。

もう一冊は風野春樹「島田清次郎 誰にも愛されなかった男」本の雑誌社。開くのは二度目の本です。

暖かいホーチミンに北陸の寒い風が吹いてくるような本でした。

名作です。全体を流れる悲しみに胸がうたれます。

今月中国、雲南省に行きますが、さらに暗い本を抱えていきます。