「自炊代行訴訟」、作家側が全面勝訴

文=新文化編集部

作家7人が自炊代行業者7社に対し、無断スキャンは著作権侵害に当たると訴えていた「自炊代行訴訟」の第1審の判決が10月10日、東京地裁より出され、原告側の全面勝訴となった。同地裁は被告4社に対して、スキャンの差止めと損害賠償の支払いを言い渡した。

本件は作家の浅田次郎、大沢在昌、永井豪、林真理子、東野圭吾、弘兼憲史、武論尊の7氏が昨年11月27日、東京地裁に書籍スキャン事業者7社と代表者個人を被告に提訴していたもの。すでに今年9月30日、今回の4社を除く2社には同様の判決が言い渡されていた。残る1社は、謝罪し原告の請求を認める「請求認諾」していた。

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