2014年「国際アンデルセン賞」の作家賞に上橋氏

文=新文化編集部

「児童文学のノーベル賞」といわれる「国際アンデルセン賞」が3月24日午後11時半(日本時間)に発表され、『守り人』シリーズなどファンタジー作品を手がける作家で、文化人類学者でもある上橋菜穂子氏(51)が選ばれた。日本人では上橋氏で4人目。
2部門ある同賞のうち、作家賞を受賞。作家賞では1994年受賞のまど・みちお氏以来、20年ぶり、2人目の快挙。
画家賞は赤羽末吉氏(80年)と安野光雅氏(84年)の両氏が受賞している。

上橋氏は「ひとは生れ落ちてしまった世界で、生きていかざるを得ないということを書いてきた。各国語版が刊行されたことで、世界の選考委員の目に止まり、日本語の壁を乗り越えたのならうれしい」とコメント。
なお、今回の画家賞はブラジルのロジャー・メロ氏。

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