「銀翼のイカロス」、発売3日で55万部に

文=新文化編集部

ダイヤモンド社は8月1日に初版25万部で発売した池井戸潤『銀翼のイカロス』について、計30万部の重版を決めて55万部を発行することになった。同社で初版25万部は過去最多。書店での売行きも過去最速であるという。

同書は「半沢直樹」シリーズ第4弾。発売日前の7月31日に2刷・5万部、週明けの8月4日に3刷・25万部の重版を決定した。
同社では発売1カ月前に書店告知を開始。5000書店に対して、初回の出荷部数を確定させる指定配本を決めた。発売後、一部の書店で完売店があったものの、各店での実売率はほぼ一定の水準で収まり、混乱もなかったという。

ただし、同4日の朝からは、書店や取次会社から追加注文の問合せ電話が殺到。営業部と受注センターのスタッフ全21人が対応している。3刷は8月11日取次搬入の予定。ダイヤモンド社で既にミリオンセラーとなっている『ロスジェネの逆襲』も、「6月の5倍のスピードで動き始めている」(同社営業部)という。

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