集英社、直木賞『海の見える理髪店』を9万部重版

文=新文化編集部

日本文学振興会は東京・築地の新喜楽で第155回「芥川・直木賞」の選考会を開き、芥川賞に村田沙耶香「コンビニ人間」(「文學界」2016年6月号)、直木賞に荻原浩『海の見える理髪店』(集英社)を選んだ。
村田氏は初ノミネートでの受賞。これまでに『ギンイロノウタ』(新潮社)で第31回「野間文芸新人賞」、『しろいろの街の、その骨の体温の』(朝日新聞出版)で第26回「三島由紀夫賞」を受賞している。「コンビニ人間」を収録した単行本は7月27日、文藝春秋から刊行される。初版6万部。本体1300円。
荻原氏は5回目の候補での受賞。集英社は受賞作を9万部重版することを決めた。累計発行部数は10万1500部。重版分の取次搬入日は7月26~27日。

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