第65回「菊池寛賞」、夢枕獏氏、奥本大三郎氏、岸惠子氏らに

文=新文化編集部

10月12日、日本文学振興会が2団体、4人の受賞者を発表した。夢枕氏は「陰陽師」(文藝春秋)、「餓狼伝」(双葉社)、「キマイラ」(朝日新聞出版)のロングセラー本をはじめ、山岳、冒険、時代、SF、幻想小説など多彩な文筆活動で、40年にわたり読者を魅了し続けたことが評価された。奥本氏は、ファーブル「昆虫記」の翻訳を30年かけて完結させたこと、岸氏は女優に加え、作家としての活動が授賞の決め手となった。

他の受賞者・団体は、映画「この世界の片隅に」に関わったチーム一同、チューリップテレビ報道制作局、4月に現役を引退したフィギュアスケートの浅田真央さん。贈呈式は12月上旬、都内のホテルで行う。

新文化オンラインへ

« 前の記事TOPバックナンバー次の記事 »