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操上 恭子の<<書評>>
跳べ、ジョー!B・Bの魂が見てるぞ
【集英社文庫】
川上健一
本体 552円
2002/6
ISBN-4087474585
評価:D
格闘技系スポーツやシーンが嫌いなので、ほとんどの作品が苦手の部類だったが、中では2作目の「マッケンローのように」が好きだ。13歳ってそんなに幼いかなとも思うが、まあ幼いのかも知れない。「純真な子供が大人の狡さに傷つく」という紋切り型のイメージなのだが、正直に言ってしまおう。私はこの少年に対して、ザマアミロと思ったのだ。「スポーツマンシップなんて綺麗ごとさ。反則は審判に見つからないようにやればいいんだ。泣くくらいなら挑戦するんじゃないよ」だ。我ながら。すっごい意地悪。だけど、馬鹿な子供に言ってあげられる言葉は「ハヤク大人ニナレ」以外にないでしょう。
恋愛中毒
【角川文庫】
山本文緒
本体 571円
2002/6
ISBN-4041970105
評価:C-
正気と狂気の狭間はどこにあるのか。途中までは、確かに粘着質だが、根が暗く情に厚い女というだけだった。心情的には理解できないが、物語としては理解できる。それが、突然ある一線を超えて、狂気におちいっていく。そういうシーンが、回想を含めて3回も出てくる。一線を超えたのはわかる。何故そうなってしまったのかも、わからないではない。だが、どうしてそういう行動に出たのか。目的は何だったのかがわからない。何も説明されていないのだ。後味の悪さがのこる、怖い作品である。
神様のボート
【新潮文庫】
江國香織
本体 438円
2002/7
ISBN-4101339198
評価:C
中島みゆきの昔の歌を思い出した。「流浪(さあすらい)の歌」とかそういうやつだ。あの歌に肉付けをして、小説に仕立てればこんな話になるのかも知れないな、と思った。ただ、学齢期の子供を連れて、こんなふうに跡形もなく失踪することはできないはずだ。住民登録をしていなければ学校へは通えないのだがら、きちんと住民票を移して引越を繰り返しているのであれば、後を追うのはそれほど難しくはないだろう。「彼」はともかく、死ぬほど心配しているはずの両親が追ってこないのは何故なのだろう、などどふと考えてしまう。そんなことは気にせず一種のファンタジーとして読まなければいけないのかも知れないが。
プラムアイランド
【文春文庫】
ネルソン・デミル
本体 各667円
2002/6
ISBN-4167661063
ISBN-4167661071
評価:B
ネルソン・デミルは好きな作家なので、確実に楽しませてもらえると思って読み始めた。ところが、一人称の語り手の口調が鼻についてしかたがない。地の文で語られる自画自賛やジョーク。本人も自分のことを「嫌な奴だ」と言っているが、読んでいて本当に嫌な奴だと思った。それに慣れるのに上巻の半分くらいかかってしまった。ところが、読み進むうちにだんだん鼻につく部分がなくなってきて、いつのまにか主人公の毒舌を楽しんでいる。最後にはしっかり応援してしまっているから不思議だ。それも作者の計算のうちなのだろうか。謎解きとアクションの割合も申し分ない。途中で投げ出さなくて本当に良かった。やっぱりデミルは面白い。
ジャックと離婚
【創元コンテンポラリ】
コリン・ベイトマン
本体 900円
2002/7
ISBN-448880201X
評価:B
タイトルから予想したとおりのドタバタお笑い系ミステリ。期待を裏切らない面白さだった。登場人物が誰も彼も一風変わっていて、味があって魅力的。夫の浮気相手に復讐するのにこんなことするか?ふつう。ただ、30歳を目前にしながら、毎週べろべろに酔っぱらってパンクで踊っているというのはちょっと理解できない。そういうお国柄なのだろうか。お国柄といえば、町中にテロリストがあふれ、日常的にテロで人が殺されていくというのは、どんななんだろう。当然、一般市民も巻き込まれて犠牲になるわけで、隣に住んでいる人がテロリストかも知れないわけだ。本当のことなんだろうか。そんな所には住みたくないなぁ。そういう所で起こる殺人事件って、例えば東京で起こるものとはちょっと違うのかも知れない、なんてことを考えてしまった。それにしても、このタイトル。作者は思いついた時嬉しかっただろうな。
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