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嘘は刻む
エリザベス・フェラーズ(著)
【長崎出版】
定価2310円(税込)
2007年3月
ISBN-9784860951863
>> Amazon.co.jp
>> 本やタウン
小松 むつみ
評価:★★
6年ぶりに英国に戻ったジャスティン・エマリーは、、旧友グレースをある田舎町に尋ね、そこで、殺人事件に遭遇する。田舎町の狭い人間関係のなかでは、グレースさえも、その容疑者の一人。彼女を救おうと、エマリーは犯人探しを始める。
閉鎖的状況下での、謎の多い事件。誰もが真実を語ろうとしない、容疑者ばかりの人間関係。純粋に謎解きを楽しむためのミステリー。
1954年の作品というから、いたしかたないだろうが、謎解き以外の要素が希薄で、探偵役のエマリーの人物像さえもおぼろげで少々物足りない。全編にわたって、重苦しい雰囲気のままに、話は縷々として退屈でもあった。そして、なんだか辻褄あわせのような結末。これを本格ミステリーというのは、少々おこがましいのでは?
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神田 宏
評価:★★★
英国クラシックミステリとは、このような作品であるのかと納得。イギリスの片田舎で殺害された家具デザイナーの部屋には狂った100の時計が、狂った時を告げる。そこを、偶然訪れた、「ジャスティン・エマリー」はクローズドサークルめいた田舎町で、それぞれが動機を持つような人間関係の中で推理を進めてゆく。その中には、往年の友人「グレース」までも疑いの眼差しで見るのであった。ホントに教科書めいた設定と謎解き。1954年に発表されたという本作は、ミステリが確固とした解決に向かって弁証法的に進んでゆけた時代の幸福の中でまどろんでいた。
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福井 雅子
評価:★★★★
英国の田舎町に住む家具デザイナーが自宅アトリエで何者かに射殺され、友人を訪ねてこの街を訪れた主人公のジャスティンは、この事件の真相解明に巻き込まれる。周囲の人々はそれぞれの事情から嘘の証言を並べるが、ジャスティンはもつれあう嘘の糸を解きほぐし、次第に事件の真相へと迫ってゆく。
事件は至ってシンプルだが、関係者それぞれが色々な嘘をつき、それが絡み合って真相を覆い隠す。読者は主人公の視点で一緒に真相究明への道のりを辿ることになるが、その間、主人公と一緒に関係者を観察し、会って話を聞き、想像をめぐらせる。その心理描写が実に巧みな上に、主人公が頭の中で立てる仮説にさりげなく読者を誘導する技術がまた上手い。読者は主人公と一緒にあっちへ行きこっちへ行きしながら、謎解きの過程を十分に楽しめる。人間心理を深く追求する書き方と表現の技術が生んだ、上質のミステリである。
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磯部 智子
評価:★★★★
'99年のこのミス4位『猿来たりなば』で初めてこの作家を知り、その後1冊読んだきりで久方ぶりになる。1954年発表の作品だが古さを全く感じることなく、生き生きした人物の書き分け心理描写の鋭さに舌を巻く。こんな面白い作家だったか? 登場人物たちは複雑な人格を持つ上それぞれの理由で嘘をつき、そのミスリードに振り回されることになるのだが、誰が信頼出来る語り手なのかを疑いながらじっくりと読み進むのは楽しかった。作品の上梓年月に重なりがあるA・クリスティと比較してみるとその決定的な違いは、常に安心できる結末を用意したACに対して、謎が解けてなお苦味が残る事にある。主人公自身にも謎があり彼が疑う容疑者の中には親しい友人も含まれ、収まるべきところに収まれば幸福が待っているわけではなく、それは極めて現代にも通じる感覚である。殺人事件から始まる心理小説として読むことも出来るが、見事な伏線の張り方、動機の重要性など堂々の本格ミステリであることも間違いなく様々な楽しみ方があり、今まで出版されたものや今後また新たに翻訳されることがあれば是非読んでみたい作家である。
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林 あゆ美
評価:★★★
ジャスティンは6年ぶりに旧友グレースをたずねる。その日に事件は起こり、ジャスティンは予定外の滞在中、事件にどんどん深く関心をもたざるを得なくなる。
事件に関わる人々がそれぞれの理由で嘘をつく。多くの、しかしながら全ての時間が狂っている時計がかけられた部屋で殺されたアーノルド・サインをめぐって。事件をめぐって多くの会話がゆききする。それらの言葉は嘘かまことか。次第にわかることは、事件の真実に近づくのではなく、人の複雑な心の内ばかり。
どこかで、嘘がほころびるはずと思い、最後まで引っ張られた。なるほど。
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