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でも、自分の死にあたり、どういうものだか理解することを強制されるとしたら……勘弁してほしいなあ。精神的にも、肉体的にも痛みを伴う真実を、受け入れろと言われても困るし。だから、主人公ふたりが「死」と寄り添う姿を見ても、核心を衝いた話はできそうもないです。ぼやけた書評だなあ、正直。
舞台はアメリカ発着、オーストリアのウィーン経由か。 死を待つばかりの病にかかった男性と、若くして引退した元女優の話の二本立て! それが後半からいきなり一本立てとなる。 死神に会ったり、突然恋に落ちたり、過去の辛い思い出を語ったり… とにかくえーっと驚かされたり、頭が白紙になってしまう状況が続出して、ふり幅がはげしいのなんの。 なので、振り落とされないようにストーリーについていくのがやっと。 最後は残りのページを気にしながら、やっとこさ読了。 実に体力を使いました。嬉しい疲労感。バタンキュー。
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