渋谷に“ストームトルーパー”現る!?~『シネマの手帖』

暮しの手帖2010年1月号別冊 シネマの手帖 昭和篇 2010年 01月号 [雑誌]
『暮しの手帖2010年1月号別冊 シネマの手帖 昭和篇 2010年 01月号 [雑誌]』
暮しの手帖社
1,400円(税込)
商品を購入する
>> Amazon.co.jp

 ジョージ・ルーカスによる、まったく新しい形のSFアドベンチャー映画「スター・ウォーズ」。1977年5月に全米で公開されてからというもの、アメリカ映画の数々の歴史をぬりかえ、世界中の若者たちを熱狂させた名作は30年以上たった今もなおファンを魅了している。この映画の公開に立ち会えた人間は本当に幸せ者だ。

 日本での公開が1年2ヶ月遅れたこともあり、待ちきれずに外国まで遠征し、「見た! 見た!」と自慢するファンや映画レポーターが続出。アメリカンカルチャーを紹介し、人気雑誌だった『POPEYE』も「スター・ウォーズはもうみない」という特集を組んだ。白い宇宙装甲服に身を包んだ"ストームトルーパー"の表紙を覚えている人も多いはずだ。

 その「スター・ウォーズ」。画面手前から巨大な宇宙船がスクリーンを覆い、それから続く空中戦。映像のインパクトは強烈だったが、一度見ただけでその独特の世界観を完全に理解するのは難しかったのではないだろうか。それもそのはず、最初に公開された映画は、ルーカス監督のなかでは壮大な大河ドラマの第4部にあたり、この前にさまざまな物語があるという前提で作られていた。

 『シネマの手帖 250本の名作ガイド』で映画ライターのS氏は次のように述べている。「30年ぶりに見直してみる。わかりにくかった台詞はほとんど理解できる。悪の司令官ダース・ベイダーが、デス・スターに侵入した敵を前に『何かを感じる。長い間忘れていた何か・・・・・・』とか、意味を持つセリフや設定でいっぱいだ」

 2005年の「エピソード3/シスの復讐」で完結した同シリーズだが、第1部から第6部まで、一度通して見た人もいるに違いない。

 そんなスター・ウォーズファンに耳よりな情報がある。アディダスAG社からアディダスとスター・ウォーズのコラボレーション商品が発売されることになった。ウェアやシャツ、シューズなどスター・ウォーズの世界観とコラボしたアイテムの注目度は高く、1月23日の発売に向けてスター・ウォーズとアディダスの熱烈なファンたちがブログやtwitterなどで盛り上がっている。

 中でも一際目立つのが 「ストームトルーパーさん」という名前で活動するファン。彼は"ストームトルーパー"のコスプレをしながら23日に向けてカウントダウンをしたり、今回のコラボ情報を紹介したりしているのだが、注目すべきはその様子が「ストームトルーパーさん観察ブログ」「ストームトルーパーさん観察ツイッター」というタイトルでレポートされていることだ。

 23日の発売日には、渋谷、原宿のアディダスショップ周辺をパトロールすると予告しており、ストームトルーパーさんに遭遇できるチャンス。スター・ウォーズファンの方は探してみてはいかがだろうか?


 「ストームトルーパーさん観察ツイッター」 http://twitter.com/star_adi_wars

« 前のページ | 次のページ »

使えるビジネスつぶやき

「海軍が軍艦を造るには3年かかる。しかし、新しい伝統を築くには300年かかるだろう」アンドリュー・カニンガム