親のモノマネをし続ける子ども~『まずは親を超えなさい!』
- 『まずは親を超えなさい!~最新の脳科学と認知心理学を基にした自己実現プログラムTPIE公式ブック~』
- 苫米地英人
- フォレスト出版
- 1,470円(税込)
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突然「コーヒーにしますか? 紅茶にしますか?」と質問されたときに、あなたはどちらを選びますか?
もし、あなたが「コーヒー」と答えたら、それは実は親のモノマネなんだとか。逆に「紅茶」と答えたとしても、やはり親のモノマネ。
発達心理学のデータによれば、大人になってから無意識にくだす判断のうち、8~9割が親のモノマネといわれています。無意識での判断は、実は親の刷り込みによる判断。つまり、あなたが下す判断や思考は、親と同じなのです。
もし、あなたが大きな目標を持ち、自分が子どもだった時以上の生活を求めているとしたら、これは大きな問題です。なぜなら、人には「コンフォート・ゾーン」があるから。「コンフォート・ゾーン」とは簡単にいうと、快適に感じる領域のことです。
例えば、宝くじ数億円を当てた人が破滅の人生を歩んだり、普段のテストで60点ぐらいの人が90点をとってしまったりすると、次のテストで30点になってしまうといったことも、すべて「コンフォート・ゾーン」が原因。
さらに問題なのは、この「コンフォート・ゾーン」は、最大の洗脳者である「親」によってもたらされる場合が多いということ。つまり、親が年収500万円の人は、年収500万円の「コンフォート・ゾーン」なので、年収1億円になるためには、親から受けた洗脳を解く必要があるのです。
私たちの能力や才能は、実は親によって制限されているということ。脳機能学者でカーネギーメロン大学博士の苫米地英人氏の著書『まずは親を超えなさい!』では、「脳機能科学」と「認知心理学」の最新の研究成果を基にし、「コンフォート・ゾーン」を高める方法を伝授しています。