1月9日(火)いい文章を集めて、実り多き本を作る
9時半出社。立て続けに携帯に電話がかかってくる。看護師、ソーシャルワーカー、ケアマネジャー、すべて母親に関する件。
まるでもう一つ仕事を抱えているような状況なのだが、やることはまさしく仕事と変わらないので、相手の要件を聞いて、判断していけば進んでいき、特に負担に感じることもなし。
唯一、面倒事だと考えていていたのは実家のテレビのことだ。長年契約していたケーブルテレビを取り外したので、アンテナを地デジ対応にしなければならず、これをどこに頼んだらいいのか頭を痛めていた。
思い切って私の家を建ててくれた工務店の現場監督に電話してみると、「土曜日にでも状況見に行きますよ!」と二つ返事で引き受けてくれて、曇っていた心は一気に晴れ渡る。私もこのように仕事をしていこうと誓う。
仕事といえば、連載を依頼した人から「連載、お声かけいただけて本当に嬉しいです。いい文章が書けるよう、日々心がけます。」と返信いただいたり、今年書籍を作らせていただく作家さんからは「新しい年が始まりましたね。実り多い年にしましょう。」とメールが届いていた。
いい文章を集めて、実り多き本や雑誌を作る。結局、それしかないのだ。
11時に「本の雑誌」2月号が届く。アルバイトの鈴木くんと台車に積み込み、ガタガタいうエレベーターで運び込む。
いよいよ一年が始まる。