« 前のページ | 次のページ »

1月16日(火)寒さに負ける

通勤電車が空いており、ラッキーを感じながら娘に借りた凪良ゆう『星を編む』(講談社)を読む。

収録されている中編「星を編む」を読んで涙があふれてくる。これは『汝、星のごとく』に出てくる漫画編集者と文芸編集者のスピンオフの物語であり、だから出版社の話なのだけれど、それを割り引いても激しく感動したのであった。

登場人物の造形が絶妙で、それぞれの結婚や出産に対する考え、人生観が交差する。そうした人間同士が共に生きていく困難さ、それでもひとはひとりで生きていけない様が見事に表現されている。

本日も終日隠密行動。

帰りの電車は何かトラブルがあったらしく、身動きとれないほどの混雑。駅につけば、風とても冷たくこんな時こそテレワークなのではなかろうか。

« 前のページ | 次のページ »