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4月4日(木)企画会議

午前中、企画会議。毎月、「本の雑誌」の特集を決めているわけだが、これがすんなり思い浮かぶときもあれば、会議当日の朝まで悩むこともある。今回はひと月前から頭にあったものを膨らませる。

SNSを検索していると最近の「本の雑誌」の特集を褒められていることも散見され、大いに鼻息が荒くなることがある。

しかしどれだけ面白いと呟かれる雑誌(や本)を作っても、それを売っていただく本屋さんがそれこれSNSを開くたびに閉店情報を目にするほど減っており、話題性と売れ行きが伴わないことが増えている。あるいは話題性よりも声なき読者の声を想像することが大事なのかもしれない。

そんなことを店頭に積んである「本の雑誌」を見ながら考える。もしかしたらそもそも雑誌を買うだけのお金がないだけなのかもしれないのだけれど。

市ヶ谷の地方小出版流通センターさんに『本屋大賞2024』の見本をもって訪問。外堀通りの桜は八分咲き。しばし眺める。

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