4月7日(日)一周忌
お寺さんにて、父親の一周忌の法要を営む。
去年の今日は、立石書店の岡島さんと目黒さんちの蔵書整理に勤しんでいたのだ。その日は超エキスパートな古本屋さんたち5人にもお手伝いいただき、トラック2台分の本を運び出したのだった。
5時ごろに作業を終え、岡島さんと一杯いく予定で新宿に向かって電車に揺られていたのだけど、なんだか妙に疲れを感じ、酒場に行くのを取りやめ、家路につくことにした。
そうして新宿駅より埼京線に乗っていたところに、母親から何度も何度も携帯に着信がはいり、電車の中で取ることができず、やっと乗り換えの武蔵浦和駅に着いて折り返すと、「病院から電話があって、お父さん具合が悪いから来てほしいって」とあわてた声で言われたのだった。
そこから父の死はあっという間だった。そして父の死から一年もあっという間だった。
振り返ってみれば、目黒さんの死と、父の死と、母の脳梗塞と、自分はよくこの一年を乗り越えられたものだと思う。
母親の友達が届けてくれた大きな花束をお墓に供えて一周忌の法要を終える。
桜が満開だった。