8月7日(水)中止
夜、ぽつぽつと雨降り始めた中、自転車で埼スタに向かう。埼スタに行くのは6月1日のヴィッセル神戸戦以来でなんと2ヶ月ぶりなのだった。1995年からシーズンチケットを購入して以来、こんなにスタジアムに来られない時を過ごしたことはなかった。それもこれも母親の介護が理由であるので仕方ないのだが、本日は待望の平日開催で、思う存分浦和レッズを後押しするつもりだった。
ところが埼スタに着いた頃から雨脚が強くなり、稲光があちこちで地面に突き刺している。先に来ていた観戦仲間のHさんは雷鳴轟く度に尻を浮かし、肩を抱えて怯えている。これはもしやキックオフ時間の変更があるかもと話しつつ、興梠選手への熱い思いを語り合っていた。
そんなときである。電車で埼スタに向かっている観戦仲間から、「試合中止?」と謎のLINEが届くではないか。中止ってそんなわけないだろうとスマホで浦和レッズのオフィシャルを確認すると、そこにはまさしく試合中止を知らせるポストがされているのだった。
笑うしかなかった。
まさかの2ヶ月ぶりの試合観戦が中止になるとは......。試合中止なんてわが30年以上に及ぶ観戦史上一度もなかったのに......。それが今日という日に起こるとは......。
雷なら仕方ないけれど、このあと浦和レッズは10月まで平日開催も日中開催もないのだった。私はいったいいつになったら応援できるのだろうか。
Hさんと笑いながらスタジアムを後にし、私はカミナリ鳴るなか自転車で帰宅した。途中、中止を知らずに埼玉スタジアムに向かう同志を止めて、中止を知らせて歩いた
ずぶ濡れになって玄関をあけると家族は爆笑で迎えてくれた。