8月27日(火)本屋イトマイ
朝、京浜東北線に揺られていると息子からLINEが届く。浦和レッズがヘグモ監督を解任し、昨年指揮をとっていたスコルジャが新監督に就任したという。いやはや......。労働意欲が急減する。
直納に向かおうと神保町の駅に向かうと、『「本屋」は死なない』(新潮社)の石橋毅史さんとばったり。私にとって石橋さんは同年代のライバルというか並走者というか、今のように活発に本屋さんのことが語られる前から、私は「本の雑誌」で、石橋さんは当時編集長をしていた「新文化」を通じて、書店のことを発信し続けていた人だ。石橋さんは私と異なる視点で本屋さんを見つめており、それに私はおおいに発奮されられてきたのだった。というわけでまた本屋さんのことを書いてくださいとお願いして別れる。
東武東上線ときわ台の本屋イトマイさんに直納。喫茶も含めて雰囲気をもった素晴らしい本屋さん。納品後、充実の棚を眺めながら考える。10代の僕が、もしこのお店を訪れたとしたら...。おそらくわからない本だらけだろうけれど、それでもここにある本がわかるようになりたいと通いつめ、背伸びして本を買って、必死にページをめくったことだろう。実際の私は53歳だけれど、本屋イトマイは、いまいちばん憧れの本屋さん。