9月8日(日)広瀬和生『この落語家を聴け!』
この本がすごい本だというのはずっと前から知っていたけれど、自分が落語に興味をもっていなかったので読まずにいた広瀬和生『この落語家を聴け!』(集英社文庫)を読了する。
どの世界にも北上次郎さんはいるわけで、「BURRN!」のカリスマ編集長である広瀬さんは、年間1500席を越えるほど寄席や独演会で落語を堪能する人であり、そんな方が今(といっても10年ちょっと前なのだが)聞くべき落語家とその落語家の得意な話と、さらに落語が今どうなっているのかという総論を教えてくれる、まさにバイブルな一冊なのだった。