10月8日(火)手をかける
朝、霧雨。どっちみちシャワーを浴びるのだからと朝ラン5キロ。
「本の雑誌」11月号が搬入となる。特集は「犯罪小説に震えろ!」。
実はここのところ帯に「犯罪小説」と記されている本がじわじわ増えており、そして私もその手の本を楽しく読んでいるのだった。なのでここらで一度犯罪小説の定義からガイドまで特集してみたのである。
日販の新しい新刊登録システム、説明会以来なんら連絡もなく、そして質問にも返事がなく、これは延期なのかと思っていたら、突然130ページに渡る改訂マニュアルが再アップされ、来週にはスタートさせるらしい。
版元の読解力を試す施策か、あるいはどこかの版元がこの新システムのマニュアルを刊行するか試しているのかもしれない。私としては、10月に新刊がなかったことを幸運に思う。
訪問したお店で、書店員さんが文庫の一覧チェックをしていた。棚にずらりと並ぶ本を見ながら、一点一点在庫を確認し、版元による売れ行きランクを参考に本の注文する。
面倒な仕事だなあと思って眺めていると、書店員さんが言葉を漏らす。
「手をかけないで売るって無理だよね」