10月13日(日)深夜高速
朝5時半起床、祇園に向けて8キロ走る。ランニングのために京都移住を考える。
下鴨中通ブックフェア2日目。
晴天。昨日に引き続き、京都はもちろん、滋賀、大阪、明石、姫路などから定期購読者の方々がたくさん会いに来てくださる。
秋の三連休も関係なく、京都に3泊して営業と物販のイベントの出張を無事終える。18時6分発のぞみ442号の中でフラワーカンパニーズの「深夜高速」を聴きながら帰る。
「生きててよかった」と思えるそんな夜があるというのは、どれだけ幸せなことか──。今夜がそんな夜なのだった。
本の雑誌社に入社して27年が過ぎたが、この会社に入って本当によかったと思った。たくさんの定期購読者の方々に会って、そう思った。こんな仕事はそうそうない。幸せだ。
自分の、日々の不満なんてどうでもいいのだ。とにかく読者のために。読んでくれてる人が面白いと思ってもらえるために。そのためにすべてをかけようと思った。
「本の雑誌」というものはいったいなんなのだろうか。作ってる我々をまるで友達や親戚のように思ってもらえる不思議な装置だ。これからも血の通った雑誌を作り続ける。「読んでてよかった」と思える雑誌であろうと誓った。