1月3日(金)鍵落とす
仲良くバイトに向かう娘と息子を車で送り、家に戻ってすぐランニングへ。
身体が軽く10キロを超えて15キロ走って自宅が見えたところでポケットをまさぐり、まるで腹が減った時の井之頭五郎のように呆然と立ち尽くす。
鍵が、ない。
あー! 確信はもてないが、走り始めにハメていた手袋を一旦身体が暑くなり外し、残り3キロほどでまた寒くなって装着しようとポケットから取り出した時に落としたのだ!
とりあえず家に戻りたい。そして自転車に乗ってランニングしたコースを逆戻りせねばならない。
しかし玄関を開けてもらうためにピンポンを押せば妻に事情を話さねばならないわけで、そうすると別の問題が巻き起こる。
そこからの記憶はあまりないのだけれど、冷え切ってしまった身体で、走るよりゆっくり自転車を漕ぎ、脱走兵を追うサーチライトの如く視線を動かし、走って道を辿って戻った。
そして予想したポケット再装着地点の歩道で、アマゾン奥地の川底から拾い上げられた黄金かのように鍵は燦然と輝いていたのである。
昨日ひいたおみくじの「失物」の欄には、「低き処よりいず」とあったが、まさにその通り。中吉万歳。
夕方、三日連続バスに乗って浦和に出る。バスにはキャリーカートを引きずる乗客が多く、バス停には手を振って見送る人たちがいる。
浦和レッズ観戦仲間と浦和駅前の「魚や一丁」にて新年会。2025年の浦和レッズに関して三時間語り合う。