4月3日(木)祐天寺のばん
午後2時、祐天寺の「ばん」にて、読売新聞による『酒場とコロナ』の大竹聡さんの著者インタビューに立ち会う。
「まあまあとりあえず」といって店主の小杉さんが差し出す炭酸と氷と焼酎(キンミヤ)とレモンの絞り汁という至ってシンプルながらめちゃ美味なレモンサワーを促されるまま飲んでいると、すっかり酔っ払いになってしまった。
小杉さんがおっしゃった、「お客さんさえ来てくれたらなんとかなる」という言葉が頭の中をぐるぐる回る。それは裏返せばお客さんに来てもらうために死に物狂いで働いたということだ。
「本を知ってもらう」ために、あるいは「手にとってもらう」ために、さらには「本を店頭にならべてもらう」ために、私は死に物狂いで取り組んでいるだろうか。