4月29日(火)イアン・グラハム『サッカーはデータが10割』
休み。
イアン・グラハム『サッカーはデータが10割 最強アナリストが明かすプレミアリーグで優勝する方法』(飛鳥新社)を読む。めちゃくちゃ面白い。2025年サッカー本大賞決定だ。こんなにわくわくするサッカー本は久しぶり。
最近サッカーを見ているとポゼッション率はもちろんのこと走行距離やスプリント回数、そしてゴール期待値など様々なデータが記されそれがいったいどう役に立つのか?あるいは世界の最先端ではどんなデータが取り扱われているのだろうと興味が湧いていたのだけれど、この本はまさしくそのノンフィクションで、非常に興味深く面白いのだった。
そもそも正解がないようなサッカーをデータ化できるのだろうかと思っていたのだけれど、現代のテクノロジーと数学の理論においてそれは数値化できるもので、いち早く取り入れ、日々開発しているこの著者のいたリバプールは、しっかりクラブが強化され、いくつもの栄冠を手にしているのだ。
帯の表4に「これはサッカー版の『マネー・ボールだ!』」とあるけれど、まさしくその通りの一冊。目から鱗が何枚も落ちた。