7月8日(火)伝える
本日も激暑の中、出社。会社に着いただけで何事か成し遂げた気分に。昨日書店さんに案内したFAX注文書の返りがよく、大変うれしい。
午前中、会議。神保町ブックフェスティバルを盛り上げたいという意見がでるも具体策はないようで、いろいろと話す。要するに2日間のためにどこまで労力と予算を投入するのかという話だ。お金をかけないで面白いものを作るには自分たちが努力しなければならない。というわけで家内制手工業のような企画で、各自手を動かすことにする。
午後、G社のOさんがプルーフをたくさん抱えてやってくる。プルーフが作れて羨ましいと思っていたら、講談社からは以前送られてきていたプルーフの新装版が送られてきてびっくり。プルーフを新装するなんて、さすが出版界の銀河系軍団レアル・音羽だ。
しかし『本を売る技術』で矢部潤子さんも話していたが、PR誌での扱いやこうしたプルーフの様子を見て、出版社がどれだけその作品に力を入れようとしているかを書店員さんは見定めているのだった。そういえばNetGalleyが立ち上がった頃、「あそこにあがっている作品はその出版社がたくさん売ろうとしているんだ」と判断していた書店員さんがいた。
これは売れる本です、我が社が今期、力をいれて売ろうとしている本なんです、というのを伝えていくのが大切なのだ。