10月3日(金)入院の功名
会社を休んで母親の退院手続をし、そのまま週末実家介護に突入する。
一週間ぶりに会った母親はすっかり元気で、入院による寝たりきりの生活で体力の落ち込みを心配していたのだけれど、杖をついて歩くこともできたので、ほっと胸を撫で下ろす。
病院の精算時になぜか差額ベッド代が請求されないというウルトラスーパーラッキー事案が発生し、そそくさと車のエンジンをかけ、病院から一目散に逃げ去る。
帰路、今日が平日であることに気づき、病み上がりの母親を連れてそのまま銀行へ向かう。ずっと気になっていた母親の定期預金を全額普通口座に移すことに成功する。こればかりは本人が居ないとできなかったもので、怪我の功名というか入院の功名。
午後、かかりつけの医師が往診に来る。先週のお礼と今後の方針について相談する。
すると「どこのお家も介護は綱渡りですよね」とおっしゃっるのだった。
その綱をできるだけ太くするため、続いてやってきたケアマネジャーに病気でもいられる施設について相談する。
本日から三日間、実家で母親の世話をすることになるのだが、三日世話をするのは一昨年の一月に退院して以来。NHKの「ドキュメント72時間」好きな番組だけれど、「介護72時間」は考えただけで鬱々としてくる。