4月29日(水・祝)田中達也
午後、財布の中に本日横浜Kアリーナで開催されるサンボマスターのチケットが入っているのに、私は埼玉スタジアムのゴール裏にいた。
わが愛する浦和レッズの危機であり、13年前「サッカーをあきらめるわけにはいきません」といって泣きながら浦和を離れた田中達也が火中の栗を拾い監督になったのだ。その大事な試合に埼スタにいないでどうするというのか、だ。
たとえクラブを愛せなくても、ピッチで必死に戦う選手たちを応援しなければならない。試合開始前、コールリーダーの人が言っていた。「それとこれとは別で、やることやりましょう」。まさにそのとおりだ。私たちサポーターは、そこで浦和レッズの選手が戦っているなら全身全霊をかけて応援するしかないのだ。
試合開始早々、左サイドバックの長沼が解き放たれた猟犬が如く最前線に飛び出し、まるでFWのようなポジションに立った。いったい何が起こっているのだろうかと思うと逆サイドの石原は3パックの左の位置に立っており、その石原の前方の空いたスペースには、天才・中島翔哉が顔を出している。
監督解任によるブーストというよりは、しっかりサッカーが変わっているではないか。2対0で勝利し連敗を脱出する。今日は勝っても「We are Daimonds」は歌わない。歌わないことを支持して帰る。





