偏った憲法論に新しい時代のフェアネスを!
本書は半世紀以上にわたり弁護士として法律と向き合ってきた木村晋介が高名な憲法学者の学説への批判を通じて憲法九条と日本の安全保障の関わりを改めて考えてみようと提言する本です。
始まりは憲法学界のオーソリティーであり、最近の憲法問題について活発に発言を続けている長谷部恭男東大名誉教授の憲法九条解釈のあり方や集団的自衛権についての主張でした。傘寿を前に、人間という生物はなぜ戦争をするのか、どうすれば戦争を避けることができるのかを考えていた木村弁護士は長谷部教授の発言に自己矛盾と専門家中心の権威主義的発言がなされていることに疑問を持ち、教授の誤った学説や主張を反面教師として、集団的自衛権や憲法改正の是非など憲法をめぐる基本的なテーマについて、わかりやすい解説を提供したいと考えました。
そのために本書は全編を木村晋介と瑤子という女性の対談形式としてし、難解な言葉を使った独りよがりの主張にならないように心がけました。
新しい安保法はいかに解釈されるべきか、限定のない集団的自衛権の行使を認めるような憲法の改正が行わる可能性が高い今、それを回避することはできるのか。そのためにこそ、人々の英知が集まられるべきだというのが著者の主張の骨子です。
始まりは憲法学界のオーソリティーであり、最近の憲法問題について活発に発言を続けている長谷部恭男東大名誉教授の憲法九条解釈のあり方や集団的自衛権についての主張でした。傘寿を前に、人間という生物はなぜ戦争をするのか、どうすれば戦争を避けることができるのかを考えていた木村弁護士は長谷部教授の発言に自己矛盾と専門家中心の権威主義的発言がなされていることに疑問を持ち、教授の誤った学説や主張を反面教師として、集団的自衛権や憲法改正の是非など憲法をめぐる基本的なテーマについて、わかりやすい解説を提供したいと考えました。
そのために本書は全編を木村晋介と瑤子という女性の対談形式としてし、難解な言葉を使った独りよがりの主張にならないように心がけました。
新しい安保法はいかに解釈されるべきか、限定のない集団的自衛権の行使を認めるような憲法の改正が行わる可能性が高い今、それを回避することはできるのか。そのためにこそ、人々の英知が集まられるべきだというのが著者の主張の骨子です。
■224ページ
978-4-86011-490-9