第65回毎日出版文化賞発表

文=東えりか

第65回毎日出版文化賞(特別協力=大日本印刷株式会社)の受賞図書が決まった。特別賞に北方謙三『楊令伝』(全15巻 集英社)。完結したのは2010年10月。すでに文庫化が始まり、現在第5巻が発売中である。また、待望の『岳飛伝』の連載が小説すばる12月号(11月17日発売)から開始されることもあわせて発表されている。北方水滸伝最終章は、果たしてどんな展開となるのだろうか。

なお、他の受賞作は以下の通り。
文学・芸術部門
『ドストエフスキー』山城むつみ著 講談社
人文・社会部門
『「フクシマ」論』開沼博著 青土社
自然科学部門
『想像するちから』松沢哲郎著 岩波書店
企画部門
『シリーズ「遺跡を学ぶ」』戸沢充則監修 新泉社
贈呈式は28日(月)午後3時半から、東京都港区芝公園の東京プリンスホテルにて

(東えりか)

  • 「フクシマ」論 原子力ムラはなぜ生まれたのか
  • 『「フクシマ」論 原子力ムラはなぜ生まれたのか』
    開沼 博
    青土社
    2,099円(税込)
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  • 想像するちから――チンパンジーが教えてくれた人間の心
  • 『想像するちから――チンパンジーが教えてくれた人間の心』
    松沢 哲郎
    岩波書店
    2,200円(税込)
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