2018年4月26日更新

『本屋大賞2018』本の雑誌編集部

 今年も本屋大賞の季節がやって来ました! 投票している書店員にとっては、第一次候補十作品を読みきるために自分の読書時間の全てを捧げる過酷な読書マラソンの二月と、結果に思いをはせて悶々と過ごす三月を乗り... 記事を見る »
2018年3月22日更新

『幸福書房の四十年』岩楯幸雄

「本があるかぎりは死ぬのはやめよう」と陰々鬱々登校していた学生時代から幾世霜(当時の日課は、教室に着いてすぐ、自分の机の四方に新潮文庫と岩波文庫で結界を張りめぐらすことだったという暗黒ぶりです。先生方... 記事を見る »
2018年2月22日更新

『津波の霊たち』リチャード・ロイド・パリー

 この本を紹介する導入にしようと、東日本大震災当時に自分が経験したこと、感じていたことを書き始めたら、十五分で原稿用紙四枚分が埋まってしまったので全部捨てることにしました。あの地震についての物語は、日... 記事を見る »
2018年1月25日更新

『死体展覧会』ハサン・ブラーシム

 あけましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願いします。  皆様はどのような年末年始をお過ごしになられましたか。年またぎ、もしくは新年一冊目の本は何になさいましたか。 私は昨年の暮れ、新刊入... 記事を見る »
本のがんこ堂野洲店 原口結希子
宇治生まれ滋賀育ち、大体40歳。図書館臨職や大型書店の契約社員を転転としたのち、入社面接でなんとか社長と部長の目を欺くことに成功して本のがんこ堂に拾ってもらいました。それからもう15年は経ちますが、社長は今でもその失敗を後悔していると折にふれては強く私に伝えてきます。好きな仕事は品出しで、得意な仕事は不平不満なしでほどほど元気な長時間労働です。 滋賀県は適度に田舎で適度にひらけたよいところです。琵琶湖と山だけでできているという噂は嘘で、過ごしやすく読書にも適したよい県です。みなさんぜひ滋賀県と本のがんこ堂へお越しください。60歳を越えた今も第一線に立ち、品出し、接客、版元への苦情などオールマイティにこなす社長以下全従業員が真心こめてお待ちしております。