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1月23日(金)

 正真正銘、上智大学の高野秀行さんの最終授業。

 前回で終わりと言ってしまったわりには10人以上の学生がやってきており、このネット社会においても情報の伝達というのは思い込みによるのだと知る。授業は雑談となり、やっと先生と生徒が打ち解け、いわゆる学校らしくなる。できることならこれからもう半年続いてくれると、私もすっかり生徒に打ち解けていたと思われる。残念。最後にみんなで「仰げば尊し」を歌おうと思ったが、今の学生は「仰げば尊し」を知らず、有志学生とともにジョナサンへ。

 なぜかここでも私のテーブルは、高野さん、豆腐のフリーペーパーを作る早稲田大学のもぐりの男子学生、怪しい民族衣装を着た男子学生、そして我が本の雑誌社の助っ人大塚くんの男子ばかり。向こうのテーブルには福山雅治似の男子学生がおり、まわりには4人のカワイイ女子大生が囲んでいる。

 私が中学生くらいのとき、土曜の夜に「オールナイトフジ」という番組をやっていて、ここには素人の女子大生がたくさん出ていたのだ。名札をつけて「大妻女子短期大学一年○○○○」なんて笑顔で自己紹介し、私はそれを見て、いつか「女子大生」と付き合うのを夢見たもんだが、大学に行けず働き出してしまい、何度か大学生と偽り合コンに参加したものの、その想いはいまだ達成できずにいる。

 できることなら家族を捨てて、ここでその夢を叶えようかと思ったが、席替えタイムも当然なく、女子大生が「先生!」と声をかけるのは高野さんで、私はやっぱりかなり浮いた存在であった。仕方がないので南陀楼綾繁さんも激賞されている豆腐のフリーペーパーを作る学生と出版について話していたのだが、「値段を付けると本屋さんにしかおけなくなっちゃうじゃないですか。それがフリーペーパーならもっと間口が広がると思うんですよね」と衝撃の一言を受け、本日二度目の撃沈をしたのであった。

 のち、渋谷などを営業し、会社に戻る。

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