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1月28日(水)

架空の球を追う
『架空の球を追う』
森 絵都
文藝春秋
1,440円(税込)
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「パパ、青い鳥文庫持ってない?」

 朝起きたらすでにコタツに入ってニンテンドーDSをやっていた娘に聞かれた。最近娘はやたら早起きで、しかも毎日私宛に四コママンガの手紙を書き置いているのだ。その4コママンガはいつも「6時に起こしてね」で始まり、「起こさなかったらこうなるよ」と最後のコマで、私がボカボカ殴られている絵だったりする。

「青い鳥文庫って? はやみねかおるとか?」
「そうそう、わたし今青い鳥文庫に夢中なの。<黒魔女>とか<若おかみ>とかとにかく面白いの」
 最近娘の枕元には図書館で借りてきた水色のカバーの本がたくさん転がっている。
「それでね、カバーのマークを2枚集めるとファンクラブに入れるんだって。わたしは3冊持っているんだけど、友達の分も欲しいからあと1冊足りないのよ。パパない? 青い鳥文庫」

 残念ながら私の本棚に青い鳥文庫はないので、今度のおこづかいで買いなさいというと、素直に頷き、着替えはじめた。

 サッカーと読書の楽しみを教えてしまったので、もう私が娘に教えられることはない。


★   ★   ★

「やってみなはれ」はサントリーの創始者・鳥井信治郎の有名な言葉であるが、営業の基本は「いってみなはれ」だと思っている。これには「行って」と「言って」の両方がかかっていて、とにかくメールや電話でなく、行くのが基本であるし、思っていることがあるな「言って」みないと相手に伝わらないということだ。

 立川のオリオン書房ノルテ店を訪問しSさんとフェアの打ち合わせ。

 その車中『架空の球を追う』森絵都(文藝春秋)を読む。日常をスケッチしたような短編小説集なのだが、なんだろう、これは......。

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