3月18日(水)
- 『王貞治~背番号89のメッセージ~』
- 永谷 脩
- 小学館
- 1,404円(税込)
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本屋大賞の取材かなにかで知り合ったNHKの記者の方は「いつか王さんの番組を作りたいんですよ、ほんとうに人格者で......」と話していたのを思い出し、『王貞治 背番号89のメッセージ』永谷修(小学館)を読む。ソフトバンクの選手が「王監督を胴上げしたい」と常々言っていた気持ちがわかる。私は王さんと一切関係がないが、胴上げしたい。
横浜を営業。
M書店のYさんと、とことん文芸書(小説)が売れない話。
そりゃこれだけ文庫になるのが早くなれば買い控えもされるだろう。というか私だって、文庫化が異様に早い某社の単行本は買わないようにしているし。これは出版社が蒔いた種だから仕方ないといえば仕方ないのだが、文庫を持たない出版社まで巻き添えをくらうのはちょっと悔しい。ようは1500円とか2000円出しても欲しい本を作るしかないのだが、この不景気で1冊の本に1500円を払うのはかなりの勇気がいることだと思う。
しかしかたやビジネス書や実用書などは1500円でも売れているわけで、その辺の疑問をYさんにぶつけると「すぐ役立つものにはお金を出すんじゃないですかね」と言われ、納得。
もういっぽうではグーグルの書籍のデータ化なんて話もあがっていて、果たして私達出版社はいつまで「商品」を持ち続けられるのだろうか。
横浜を営業。
M書店のYさんと、とことん文芸書(小説)が売れない話。
そりゃこれだけ文庫になるのが早くなれば買い控えもされるだろう。というか私だって、文庫化が異様に早い某社の単行本は買わないようにしているし。これは出版社が蒔いた種だから仕方ないといえば仕方ないのだが、文庫を持たない出版社まで巻き添えをくらうのはちょっと悔しい。ようは1500円とか2000円出しても欲しい本を作るしかないのだが、この不景気で1冊の本に1500円を払うのはかなりの勇気がいることだと思う。
しかしかたやビジネス書や実用書などは1500円でも売れているわけで、その辺の疑問をYさんにぶつけると「すぐ役立つものにはお金を出すんじゃないですかね」と言われ、納得。
もういっぽうではグーグルの書籍のデータ化なんて話もあがっていて、果たして私達出版社はいつまで「商品」を持ち続けられるのだろうか。