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3月16日(月)

東京見便録
『東京見便録』
斉藤 政喜,内澤 旬子
文藝春秋
1,543円(税込)
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くう・ねる・のぐそ―自然に「愛」のお返しを
『くう・ねる・のぐそ―自然に「愛」のお返しを』
伊沢 正名
山と溪谷社
1,620円(税込)
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ウンココロ ~しあわせウンコ生活のススメ
『ウンココロ ~しあわせウンコ生活のススメ』
寄藤 文平,藤田 紘一郎,寄藤 文平,藤田 紘一郎
実業之日本社
1,404円(税込)
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「すべてのことは模倣から」と誰が言ったか言っていないのか知らないけれど、私はサッカーがうまくなりたいので、すべて模倣から入っている。

 例えば、十年前に草サッカーチームを作ったときはアルゼンチンの10番を背負いマラドーナを模倣し、その後はユニフォームを変える度に、ロナウジーニョになり、ルーニーになっている。スパイクは中田英寿モデルからカカモデルを経て現在はクリスチアーノ・ロナウドモデルを履いている。

 しかしなぜか試合が始まるって5分間は「10番マークね!」と叫ぶ敵DFが、時間の経過とともに「10番は大丈夫!」に変わるのであろうか?

 昨日あった試合では、3本の絶対決めなければいけないシュートを外し、まさに「10番は大丈夫」であった。せっかくフェルナンド・トーレスを真似て、ヘアバンドをしたのに、効果はなかったようだ。

 その外したシュートを何度も思い出しながら出社するとお遍路から帰ってきた宮田珠己さんから「今日なら時間がとれますよ」と連絡が入ったので、スットコランドへ打ち合わせに向かう。

 宮田さんは会うなり「あれ嘘でしょ」と指摘してきたのは3月8日の私の日記で、学生時代モテモテだった話だ。

 どうして嘘とバレたのだろうか。

 「嘘です」と素直に告白すると、うひゃひゃひゃと笑うタマキング。悔しい。

 ちなみに宮田さんはものすごい二枚目でそれはそれはモテたでしょうと話を聞くと、自分でもそう思っていて、女の子に告白したら3連続でフラれて女性不信になったとか。今度は私がうひゃひゃひゃと笑ってしまった。

 しかしお遍路に加え、JALの機内誌の連載もあり、旅作家は忙しそうである。本人は小説を書きたいそうなのだが......。

 旅作家といえば内澤旬子さんと斉藤政喜さんの共著『東京見便録』(文藝春秋)が、発売されている。こちらは名著(なのに現在品切れ!)『東方見便録』の続編の、トイレルポである。東方に較べたら東京なんてと思われるかもしれないが、東京のトイレもナメてはいけない。新旧それぞれであるし、SM専門ホテルや新宿想い出横丁など個性豊かなトイレはあり、また日本人(東京の人)がトイレ=排便排尿にどのような意識を持っているかがよくわかる、やはり傑作である。

 先日「杉江さん、ウンコ好きだよね!」と嬉しそうに声をかけてきたのは松戸のR書店のTさんであり、それはこの日記で年に1回はウンコネタがでるからだそうだが、ウンコ好き(?)の私は、ぜひこの『東京見便録』と『くう・ねる・のぐそ』伊沢正名(山と渓谷社)、『ウンココロ』寄藤文平(実業之日本社)を連続して読むことをおすすめします。

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