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5月19日(火)

 今週は、宮田珠己さんの「スットコランド日記」の更新がお休みで、なんだかとても淋しい。もはやタマキングなしでは生きていけない身体になってしまったのか。禁断症状を抑えるために、7月刊行予定のその『スットコランド日記』のゲラを読む。すでに5回は読んでいるのだが、何度読んでも面白い。これを売らずに私の営業人生はないだろう。

 ......というわけで、6月は大竹聡著『今夜もイエーイ』(サイン本予約スタート)、『本の雑誌 別冊SF本の雑誌』、7月の『スットコランド日記』と、まさにロナウドにルーニーにテベスにベルバトフと素晴らしいサッカー選手が揃ったマンチェスター・ユナイテッド並みの新刊が続くので、いつも以上に多くの書店さんを廻っている。

 そしてやっぱり営業は廻らないとダメだなあと実感する。
 本日初めて訪問した書店さんは、なんとなく足が遠のいていたのだが、お店を覗くとかなり手の入った棚作りをされていて、名刺交換後お話を伺うと「GWはずーっと欠本調査して必要な本を発注してました」ということで、ここにもひとり職人のような書店員さんがいらしたのだ。

 そんな誇り高い話を伺っているのは楽しく、つい初対面なのも忘れて腰を落ち着けてお話を伺っていたのだが、なんだか妙にサッカー本コーナーがしっかりしているなと思ったら、我らが同類サッカーバカであった。しかもどこを応援しているんですか?と伺うと、地元が埼玉なのでと、当然オレンジ色のチームではなく、真っ赤な浦和レッズの名前を挙げるではないか。おお!私もと興奮して手を握ると、なんとこちらの書店員さんも年間チケットを買って、毎度参戦しているとか。

 もう営業なのか、レッズサポ話なのかわからない展開に突入していったのであるが、そこへ別の支店の店長さんが訪れたのだが、今度はそちらはFC東京サポだそうで「まああれですけど、うちのお店にも営業に来て下さいね」とうれしいお誘い。

 実はこのお店に飛び込むか、時間的なことなどを考えつつ、しばし躊躇していたのであったが、頑張って良かった。明日も頑張ろう。

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