6月12日(金)
宮田珠己さんから石拾いに行きませんかと誘われたような気がしたが、実は誘われてなかったことに気付いた西武秩父駅。某出版社の編集者を前にして宮田さんから「勝手に来た本の雑誌社の杉江さんです」と紹介されたのであった。何をやっているんだ私は。わざわざ休みをとって、車まで出して、勝手についてきた石拾い。しかもその石だって、珍しい石とか金になる石とかそういうんでなく、単に自分好みの石を河原で拾うだけなのだ。
しかし河原について日を浴びつつ石を拾っていたら何もかも忘れて没頭してしまった。そうなのだ、四万十川でも長良川でも気田川でもカヌーを漕いで辿りついた河原で、こうやって石を拾っていたのだ。ときたま見つける説明できないこれだ感たっぷりの石を見つけたときの喜びは大きいのだ。
それなのに私イチオシの石を宮田さんは「しょぼいっすねー」と言って、川に捨てようとするのであった。天罰がくだるよう荒々しい岩肌が目立つ武甲山に祈る。
しかし河原について日を浴びつつ石を拾っていたら何もかも忘れて没頭してしまった。そうなのだ、四万十川でも長良川でも気田川でもカヌーを漕いで辿りついた河原で、こうやって石を拾っていたのだ。ときたま見つける説明できないこれだ感たっぷりの石を見つけたときの喜びは大きいのだ。
それなのに私イチオシの石を宮田さんは「しょぼいっすねー」と言って、川に捨てようとするのであった。天罰がくだるよう荒々しい岩肌が目立つ武甲山に祈る。