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6月16日(火)

 丸善丸の内本店を訪問すると入り口にものすごい人だかりが出来ていた。
「すいません、最前列の方、もう2、3歩下がってください! それで座っていただけませんか。」
 浦和レッズのアウェー入場時くらい殺気だっているのである。何かと思ったらYOSHIKIであったが、サイン会でも握手会でもなく、ただ出てくるだけという不思議なイベントだった。

 その後、丸ノ内線で新宿へ戻ると、新宿三丁目の駅で不思議な色遣いのジャケットを着た目黒考二さんと遭遇。その顔は、確かに椎名さんがビックリするほど小さくなっていたのであるが、それは痩せたというより、しわくちゃになったというのに近かった。まるでしぼんだ風船のようで、急に老け込んでしまったような印象である。

 そのことを会社に戻って話すと「へー、新宿には来てるのに、本の雑誌社には顔を出さないんだ」と浜田が拗ねる。

 その浜田は、社員一丸となってV字回復を目指しているなか、自分も何かしなくちゃと考え、いきなり風水を勉強しだした。神頼みらしい。そしてついに風水に基づく本の雑誌社模様替え大作戦が始まったのであるが、あら大変。シオンと朝倉の肉体系助っ人二人を従え、ああでもないこうでもないと棚や机を運び出し、私が本日夕方会社に戻った時点で、頭から煙りを出していたのである。

 しかもあろうことか「杉江さん、あとはよろしく」と言い残し、唯一何も動かさず平然としている自分の席へ戻ったのであった。風水はどうするんだ?

 というわけで夜までずっと模様替え。
 目指すは「カフェ本の雑誌」なのだが、果たしてどうなることやら。

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