6月25日(木)
- 『貧困旅行記 (新潮文庫)』
- つげ 義春
- 新潮社
- 680円(税込)
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通勤読書は『貧困旅行記』つげ義春(新潮文庫)。
この本も20代の頃に読んだ記憶があるのだが、そのときはピンと来ず実家の本棚に置きっぱなしになっていた。しかし宮田珠己さんも高野秀行さんもことあるごとに書名をあげるので持って来て再読。
するとなんとしたことか鄙びた温泉宿をまわるつげ義春のしょぼくれた感じというのが、ぐぐっと胸に迫って来るではないか。しかもこういう浮遊するような旅、というか人生を送りたいと強烈に思わされたのであった。
それにしても先日の金子光晴『どくろ杯』といい、こうも読む年代によって印象が違うのでは、いったい本を読むということはどういうことなんだろうか。改めて実家に置いてある本をすべて読み直した方がいいのではなかろうかと考えているのだが、これではいつまで経っても本を処分できない。
★ ★ ★
『SF本の雑誌』の見本を持って取次店をまわる。
残念ながら取次店の仕入れ窓口にはSF者がいなかったようであっさり終了してしまったが、amazonの予約は本の雑誌社史上最高数を更新しており、ああ、早く店頭に並んで欲しい。
夜は、浦和のK書店Sさんと出版社A社のHさんと酒。
次から次に出てくる私の知らない著者やキーワード。あわててそれらをメモするが、いやはやアンテナの広い書店員さんと酒を飲むと刺激になる。
この本も20代の頃に読んだ記憶があるのだが、そのときはピンと来ず実家の本棚に置きっぱなしになっていた。しかし宮田珠己さんも高野秀行さんもことあるごとに書名をあげるので持って来て再読。
するとなんとしたことか鄙びた温泉宿をまわるつげ義春のしょぼくれた感じというのが、ぐぐっと胸に迫って来るではないか。しかもこういう浮遊するような旅、というか人生を送りたいと強烈に思わされたのであった。
それにしても先日の金子光晴『どくろ杯』といい、こうも読む年代によって印象が違うのでは、いったい本を読むということはどういうことなんだろうか。改めて実家に置いてある本をすべて読み直した方がいいのではなかろうかと考えているのだが、これではいつまで経っても本を処分できない。
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『SF本の雑誌』の見本を持って取次店をまわる。
残念ながら取次店の仕入れ窓口にはSF者がいなかったようであっさり終了してしまったが、amazonの予約は本の雑誌社史上最高数を更新しており、ああ、早く店頭に並んで欲しい。
夜は、浦和のK書店Sさんと出版社A社のHさんと酒。
次から次に出てくる私の知らない著者やキーワード。あわててそれらをメモするが、いやはやアンテナの広い書店員さんと酒を飲むと刺激になる。