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9月17日(金)

侍の翼 (文春文庫)
『侍の翼 (文春文庫)』
好村 兼一
文藝春秋
720円(税込)
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三屋清左衛門残日録 (文春文庫)
『三屋清左衛門残日録 (文春文庫)』
藤沢 周平
文藝春秋
679円(税込)
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 好村兼一の魅力に気づいたときには刊行からしばらく時が経っており、そうなると単行本を買うのが惜しく文庫になるのを待っていたデビュー作『侍の翼』。それがついに文庫になったので、早速購入、そして読了。

 還暦を越えた浪人宍倉六左衛門は、労咳の妻を抱え、日雇い仕事でどうにか暮らしを支えている。かつては島原の乱で活躍したのだが、お家断絶で武士として生きれず、ならば武士らしく死ぬことをと模索しているのであったがそんな六左衛門についに死に場所が......。

名作・藤沢周平の『三屋清左衛門残日録』と似たテーマなのであるが、どこかおかしみのあるというか、だからこそ人間らしい物語で、まさに好村兼一らしい作品だった。しかしこの結末には思わずたまげてしまったな。



 営業は、田園都市線から東横線。
 なんだかこの路線は運がなく、なかなか担当者さんに会えない。無念。

 明日から6連休。こんな時期に夏休みを取っても子どもは休みじゃないから家族旅行も行けないのだが、なんだかいったん頭をリセットしたく、無理矢理取ることにした。ランニング&サッカー三昧の予定。

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