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9月24日(金)

新徴組
『新徴組』
佐藤 賢一
新潮社
2,160円(税込)
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 時代小説の気分が止まらない。

『新徴組』佐藤賢一(新潮社)を読了。新撰組の沖田総司の義理の兄で、新徴組の沖田林太郎とその新徴組を預けられた庄内藩の天才・酒井吉之丞の二人を主人公に、著者佐藤賢一が地元意識たっぷりに幕末から戊辰戦争を描く。

 ちょっと盛り込み過ぎたきらいはあるが、弟の総司から「どうして後ろ足で構えるんだよ」「本来の義兄さんは、前のめりの剣だよね」と嘆かれ、家族が出来てから守りの人生を送っていた林太郎が、本来の自分の姿を取り戻そうともがく姿には思わず目頭が熱くなった。



 6連休が終り、出社。気分が重い。

 私と入れ替わりに事務の浜田が夏休みを取っているので、午前中は注文の処理と溜まっていたメールの返事など。午後からは浜本、宮里とともに来月号の「本の雑誌」の企画でブックカフェめぐり。夕方、大竹聡さんから電話が入り、急遽ぶらり取材へ。休み明けのリハビリもなく、走りだす。

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