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9月2日(金)

 朝、起きるなり息子が「パパ、今日は『てれびくん』の発売日なんだよ!」とガッツポーズをしてくる。1つ前の号の予告ページをめくっては、どんな付録がついてくるだの、イカのような姿の新しい仮面ライダーについて興奮気味に語っている。「今日は絶対早く帰ってきてね」というのもその付録を作って欲しいからだ。

 それにしても「てれびくん」の編集者のなんと幸せなことよ。
 おそらく日本中の子どもたち数万人あるいはそれ以上が毎月その発売日を楽しみにしていることだろう。付録に限らずキャラクターのページ、読者プレゼントのおもちゃのページにいたるまで、子どもは食い入るように見るのであった。それらを編集・制作できることの誇りは相当なものだと思う。

 雑誌とはそういうものだ。
 月の、あるいは毎週の、なんでもない日を特別な一日に変化できるアイテムだ。発売日を心待ちにし、次号予告からいろんな世界を想像し、読み慣れた連載に笑ったり泣いたり考えさせられたり。

 私もそれぞれの年代で、コミック誌、スポーツ誌、サッカー雑誌、アウトドア雑誌などの発売日を心待ちにして生きてきた。時には授業中に、時には深夜に我慢しきれず買いに行ったこともあった。

「本の雑誌」の発売日は、心待ちにされているだろうか。
 その日が特別な日になるような雑誌を作っていきたい。

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