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10月28日(金)

 朝、相変わらず熱は下がらず、会社を休んで病院へ行く。
 お医者さんは私のノドを見るなり、「ああ、真っ赤ですね」とつぶやき、風邪薬を処方しようとしたが、私はどうしても今日中に体調を良くしないとならないのであった。

「今日中に治したいんです」
「えっ?」
「先生も浦和で開業しているお医者さんなら知っていると思いますが、明日はナビスコカップの決勝戦なんです!」

 5分後、私の腕には点滴の管が差し込まれていた。

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