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11月2日(水)

個人美術館の愉しみ (光文社新書)
『個人美術館の愉しみ (光文社新書)』
赤瀬川原平
光文社
1,404円(税込)
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釜ヶ崎のススメ
『釜ヶ崎のススメ』
原口 剛,白波瀬 達也,平川 隆啓,稲田 七海
洛北出版
2,592円(税込)
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 通勤読書は『個人美術館の愉しみ』赤瀬川原平(光文社新書)。
 一人の作家の作品や一人のコレクターが収集した作品を展示した個人美術館46箇所を赤瀬川原平氏が写真とともに紹介する。元は、東海道新幹線のグリーン車に設置されている「ひととき」という雑誌に連載されていたものらしい。当然、グリーン車に乗ったことのない私は初見である。

 美術にまったく門外漢なのであるが、その美術館ひとつひとつの成り立ちや展示されている作品からうかがいしる美術というものの本質、そして美術館そのものの建築物としての面白さなど、これは新書の棚だけに置いておくにはあまりにもったいないほどの出来栄えの本である。

 それにしてもまさか先日知人の結婚式で訪れた御嶽のレストランの隣が、川合玉堂の美術館だったとは!嗚呼。

 企画会議の後、営業で神保町に向かうと、「神田古本まつり」が続いており、思わず歩道に並ぶ出店に吸い寄せられてしまう。しかし心を落ち着けて営業へ。やはりこの期間は新刊書店もお客さんが増えるそうなのだが、その分、問い合わせも増え、書店員さんは何度も何度もレジに呼び出されていた。

 東京堂書店で『釜ヶ崎のススメ』(洛北出版)という本を発見す。これは面白そう。

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