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11月16日(水)

相性
『相性』
三浦 友和
小学館
1,512円(税込)
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 もはや季節は冬。北風吹く中、取次店さんを回る。

 T社の仕入れ窓口で並んでいると、顔見知りの版元営業マンS社のKさんと遭遇。Kさんの手には電子ブックリーダーが握られており、もしやこれでプレゼンしながら仕入交渉をするのかと思ったら、自社本の編集中のゲラを取り込み、目を通しているそうだ。

「カバンが軽くなって肩こりも解消されましたよ」と微笑んでいたが、確かに本になる前のコピー刷りしたゲラは重たくて、そんなものを一日持ち歩いていたら肩がこる。確かに便利かもしれないが、続いてKさんは「でも目が悪くなりました」とつぶやく。うーん、肩をとるか目をとるかといえば私の場合目だな。

 その後営業しつつ、昨日より妻に頼まれていた『相性』三浦友和(小学館)を購入する。
 妻は三浦友和が好きらしい。そういえば結婚するときに持ってきたダンボールには三浦友和と百恵の写真集やら雑誌やらがいっぱい詰まっていた。昔出た映画がケーブルテレビで放映されるとなると録画もしているのであった。

 しかし私にとって三浦といえば三浦知良ことキングカズしか考えられず、その時点で私たち夫婦の相性は相当悪いような気がするのだが、まあ妻の理想のタイプはどんな人なんだろうとペラペラ読んでみる。ところが私と三浦友和の共通項は「洋服の青山」のスーツを着ていることしか見当たらなかった。人生とはそういうもんかもしれない。

 地方・小出版流通センターのKさんより「最近の『本の雑誌』は面白くない!」と叱責いただく。うーむ。
 

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