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1月17日(火)

植草甚一の勉強
『植草甚一の勉強』
大谷 能生
本の雑誌社
1,728円(税込)
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高校サッカー監督術 育てる・動かす・勝利する
『高校サッカー監督術 育てる・動かす・勝利する』
元川悦子
カンゼン
1,728円(税込)
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北の無人駅から
『北の無人駅から』
渡辺 一史
北海道新聞社
2,700円(税込)
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 今年こそ「炎の営業日誌」を毎日書こうと決意したのに、三日坊主どころか二日坊主で終わってしまった。1月の新刊・大谷能生さんの『植草甚一の勉強』の営業が佳境を迎えたのと、2月発売の編集営業本・はらだみずきさんの『ホームグラウンド』の編集作業が大詰めであり、その間に本屋大賞一次投票の集計もあったりして、もはや私には日誌を書く時間など一秒たりともないのである。

 というわけでWEB白水社の「蹴球暮らし」第21回「仲間」を更新。

 営業を始めて約18年が過ぎたのであるが、もしかしたら私は営業の極意というものを発見したかもしれない。まだ人様にお伝えできる段階ではないので詳細は書かないが、もし知りたい人がいたら浦和レッズに点の取れるFWを移籍させて欲しい。今まで「本を売ろう、いっぱい売ろう」と考えてきたのは間違いだったのだ。

 営業の極意を手に入れつつ、『植草甚一の勉強』の見本を持って、取次店さんまわり。N社では私の隣にカンゼンの営業マンが座っていたので思わず話しかけ、『高校サッカー監督術』元川悦子(カンゼン)がいかに素晴らしいか語り明かしてしまった。

 滝川第二や前橋育英、静岡学園高校や流経大柏高など名門高校サッカー部の監督が、いかに悩みながら選手を育て、Jリーガになるような選手を輩出しているかが描かれているのだが、読んでわかるのはこのような名監督は育てながら自身も学んでいるのである。その学びがあるからこそ選手との信頼関係が築かれるのであろう......なんてことをたまたま隣に座った営業マンに語られるカンゼンの営業マンはかわいそうであった。

 飯田橋に移動し、T社を終えると11時20分。なんと川向こうにあるO社の仕入れ窓口は11時半に閉まってしまうため猛ダッシュ。私以外に3名の出版営業マンが江戸川橋を走っており、最後はエレベーターに乗り込む順番を争う熾烈なラストスパートが繰り広げられた。

 午後、地方小出版流通センターを訪問し、『北の無人駅から』渡辺一史(北海道新聞社)を購入。どこかで書評を見て、ずっと気になっていたのだ。

「単なる『ローカル線紀行』や『鉄道もの』ではなく丹念な取材と深い省察から浮き彫りになる北海道と、この国の『地方』が抱える困難な現実──新たな紀行ノンフィクションの地平を切り拓く意欲作」の791ページ、厚さ4センチ、745グラムの大著だ。

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